天然ガス鉱業会のホームページより
千葉県の天然ガスは、明治時代の中頃から利用されるほど歴史が古く、現在では純国産の天然ガスの中でも全国第2位の生産量を誇っています。
千葉県の天然ガスは、比較的深度の浅い地下水に溶解していることから、水溶性天然ガスと呼ばれています。また、この地下水は塩分を含んだ太古の海水で「かん水」と呼ばれており、通常の海水の約2,000倍ものヨウ素が含まれています。
かん水の主成分は地中に埋もれた有機物が微生物によって分解されて生まれたメタンガスです。
この有機物の起源は、地質学的には第四紀と呼ばれる時代(氷河期が始まり、人類が出現した頃)に砂や泥と一緒に海底に堆積した動植物と推定されています。この有機物が分解されて天然ガスとなり、長い年月をかけて地層中のかん水に溶けて溜まり、濃度を増していったものと考えられています。
このようにして誕生した水溶性天然ガス田は、千葉県を中心とする南関東一帯に広がり、可採埋蔵量は国がまとめた資料によれば3,685 億㎥といわれています。
この水溶性天然ガスは、九十九里地域を中心とした多数のガス井戸から年間約4.4 億㎥(2018 年(平成30年))が生産されており、可採埋蔵量を現在の生産量で換算すると約800 年分に相当します。
地球上のヨウ素生産地は偏在しており、日本はチリに次ぐ世界第2位の主要産出国であり、国内においては千葉県で生産されるヨウ素が国内生産量の約80%を占めています。
千葉県で産出される天然ガスとヨウ素は、貴重な国産天然資源として様々な分野で利用され、重要な役割を果たしています。
